先づ、ブログ記事「オランダに移住して気づいた「オーガニック食品」から見えてくること」を一読してください。
URL: https://www.lifehacker.jp/2017/06/34486.html
無農薬、無化学肥料、無化学物質の食材、食品を手に入れるのは我が国ではかなり一生懸命、探さないと難しいとは思いますが、一度知ってしまうと、日本全国配達していただけるところが多いので、私の場合、十二分に間に合っています。オランダの場合、オーガニックのスーパーマーケットが沢山あるようですが、日本でもこだわりのスーパーはいくつもありますので、知っている人は常用していると思います。
価格については一般の商品から比べれば日本の場合、少し高いかも知れませんが、最近は安くなってきたと思います。デパートとか高級スーパーでは高いようで、品数もあまり揃っていない場合もあるかと思いますが、生産者と直結して販売しているところで、むしろ、安いところもあります。
有機JAS認定について、文句を言うつもりはありませんが、日本では認定を得るのに高額のお金がかかるので、それが価格に上乗せされて高いというイメージになっているのではないかと思われます。しかし、有機JASでも化学物質の使用が認められていますので、化学物質が不使用なのか、使用しているのかを正直に提示してほしいのです。本来、化学物質不使用が当然なのに、使ってもいい化学物質などを設けているので、何の為の有機JAS認定なのか、よくわからなくなってしまっています。まさに、お役所的で、消費者の方を向いているのではないことだけは透けて見えます。
私は環境や生物に対して異物である化学物質は不使用が一番わかりやすいと思います。それ故、私は有機JAS認定を目安に食材を買ってはいません。
【写真1】有機栽培、化学肥料栽培等の表示マークを付けて販売されている野菜
【写真2】無農薬栽培の玉ねぎ
野生植物をマグマ化した熔融物を農業に使用することによって、農薬を使わない農作物の栽培が出来ることから、全国の無農薬、無化学肥料栽培を実践している人達への幾ばくかの手助けをさせていただいております。又、もう一つ、農業で厄介なのは、サル、イノシシ、シカ、モグラ、イタチ、キツネなどによる被害が甚大とのことですが、これも大規模な金額をかけずに対応できそうなので、これがうまくいけば人助け、農業助けになりますね。
化学物質で栽培した農作物が何故いけないかといえば、その作物を摂取すると、必ず化学物質を食べてしまいます。よく洗えばとれるのではないかと思われますが、なかなか除去できません。私共も実際に農薬で作物を栽培し、既知の量の農薬が植物の内部に入っていることを確かめ、植物ミネラル水に浸けこんで、どの程度、除去できるかを調べましたが、30~40%取れればいいほうです。浸け置き時間をあまり長くしてしまうと、今度は必要な栄養分まで取られてしまいますので、痛し痒しなのです。つまり、農薬を使わない栽培の作物を食べるのが一番良いということなのです。
又、化学肥料も使うことで、作物のミネラルバランスはものの見事に化学肥料のバランスに変化してしまいますから、私たちは化学肥料を食べていることになります。これはとんでもない恐ろしいことなのですが、化学物質入りの作物を食べても痛くなることも痒くなることもないので、大丈夫と思ってしまうので、危機感が生じないのです。このような警告をしないで済む世の中になってほしいですね。
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