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【中山栄基の解説】ロキソニンやモーラステープによる重大な副作用と高齢者のコレステロール基準値の再認識

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【中山栄基の解説】ロキソニンやモーラステープによる重大な副作用について

先づ、「重大な副作用、ロキソニンで腸閉塞が起こる可能性は?」を一読ください。
URL: http://www.msn.com/ja-jp/health/healthy-lifestyle/social/ar-AAorJWZ?ocid=ob-fb-jajp-816


ロキソニンやその薬剤を湿布薬にしたモーラステープなどの副作用が問題化し、厚生労働省は重大な副作用があるとして通達を出しましたが、その後どのようないきさつがあったのかわかりませんが、ロキソニンのテレビコマーシャルは一層多くなり、使用を控えるどころか、逆に使用量は増えているのではないかという感じがするほどメーカーも販売者も力を入れてコマーシャルしているようですね。

ロキソニンの薬効は炎症の原因となる粘膜保護剤の「プロスタグランジン」の生合成を抑えて炎症に伴う腫れや痛みを抑え、熱を下げるというものです。ロキソニンは、この種の薬効を持つ非ステロイド系の解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs)の中でも特に需要の多い薬剤です。そして、通常の60mg程度で摂取15~60分後に効果が出現し、7時間位持続するとのことです。又、ロキソニンは対症療法薬なので熱や痛みの原因そのものを治すものではないのです。いうなれば、その場しのぎの対応で、様々な副作用、とりわけ、体の粘膜を保護している「プロスタグランジン」を生合成させない状態にするということは体の様々な部位の粘膜を壊してしまうことになりますので、粘膜は無防備状態になってしまいます。それ故、腸閉塞という考えられないような副作用が生じることになります。しかも、痛みや腫れなどの原因が過剰の「プロスタグランジン」によるものでなかったのならば、もっと悲劇的なことになり、正常な粘膜保護剤をわざわざ、薬で壊していることになります。しかも、「プロスタグランジン」の仕業による症状かどうかわからずに摂取するのですから、危険極まりないどころか、馬鹿げているとしか言いようがありません。更に、この種の薬剤はリウマチとか生理痛の方など長く摂取している人が多いので、こうした人達は直ぐに全項目の血液生化学検査を行い、体の異常の有無を徹底して把握することです。そして、ロキソニンを摂取するかしないのかはご自分で判断になるのでしょうが、少なくとも別の医者の判断と意見を何カ所かで聞くことをお勧めします。

今、薬剤の摂取について、これまで隠れていた事実が次々と明らかになり、病人は薬を信じてよいのか、どうか迷っています。病気を治したい一心で副作用があるとわかっていても摂取する人も沢山います。それは非常に不幸なことです。

モーラステープによる皮膚障害は痛みをとるためには仕方がないと言いながら、貼っている人をよく見かけますが、皮膚だけの副作用ではなく、体の粘膜を壊してしまうという作用をほとんどの方は知りません。それが怖いのです。

写真:モーラステープ
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写真:モーラステープの皮膚障害
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血液・生化学検査データの説明
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年齢とともに高くなるコレステロール基準値
コレステロールも同じです。基準値は男女とも130~220mg/dlとされていますから、この220mgを超えるとコレステロールを下げる薬を出しましょうと医者から言われると思います。私も2016年9月が、225、そして、2017年3月が、222で下げる薬を出しましょうかと言われましたが、「私は一切化学薬剤を飲んでいないので、必要はありません、私の年齢で、222というのは正常値レベルと思います」と申し上げたところ、そうですね。その通りですと医師も言われました。コレステロール値は年齢と共に高いのは当たり前のことで、先日も、NHKの番組「あさイチ」で(図にみるように)65歳以上のコレステロールの理想値は男性が180~250mg/dl、女性は200~260mg/dlで、コレステロール値が低いと累積生存率は明らかな低下が示されているというのです。これは東京都保険長寿医療センター研究所の新開省二医師の発表です。ということは、コレステロールの薬を飲んで、男性は180、女性は200以下になって安心していたら、累積生存率は低下するということになりますね。薬自体が体の防衛力である免疫力を低下させ、更に、体中を駆け巡り、有害作用を起こし、その上、寿命まで縮められたら、踏んだり蹴ったりと言わざるを得ません。

図:コレステロールの理想値(65歳以上) 出典:NHK番組「あさイチ」
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図:コレステロールの理想値
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図:累積生存率
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図:高くても低くてもいけないコレステロール値
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まさに、病人受難の世の中になっていることを私たちはよーく認識する必要がありますね。夕張市のように今や医療崩壊の時代です。真実をみる目を養い、一つしかない生命ですから、他人に任せるのではなく、自分の意思と力で守ることが最大の健康管理ではないでしょうか。市の財政が破綻した夕張市は総合病院も救急病院もなくなってしまい、65歳以上の高齢者が45%で世界一と言われるまでになってしまいましたが、肺炎の死亡率の激減、心疾患、癌での死亡率も減少するという考えられないようなことが起こっています。この地域では、現代医療と薬剤を摂取しなくなったこととスーパーマーケットやコンビニなどが減少したことで、住民の多くは合成添加物の入った食品を食べなくなり、その結果が死亡率の減少に繋がったのではないかと推測されています。これらは、元夕張市の総合病院の医師がこの貴重な疫学データをまとめたものですが、まさに現代文明を築き上げた化学物質が私たちの体を蝕む元凶であることを暴いた資料と言えましょう。

夕張市の医療崩壊で疾患別死亡率が低下した事例
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FACEBOOKページ 中山栄基
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