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Channel: 『植物マグマ』中山栄基 Official Blog
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【中山栄基の解説】野生植物をマグマ化した植物マグマとコラーゲン・トリペプチドとの組み合わせは抜群の相乗効果

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野草、海藻、樹木葉などの野生植物は地球上に酸素を大量に生み出し、更にオゾン層を作り、宇宙線や紫外線などの直接照射をオゾンヴェールで覆うことで、それまで、水の中でしか生存できなかった動物が陸上で植物を食べ生命活動を営めるようになり、今日の地球生態系ができました。それ故、動物や人間の元素バランスは野生植物の元素バランスと極めて類似したものとなっております。しかし、1万年位前から、人間は化学物質というそれまで地球上に存在しないものを作り出し、それを武器に今日の人間中心ともいえる地球社会を作り上げました。その結果、絶滅生物が増えていくなかで、人間の人口は70億人を突破しているとの説もあるほど増えています。それは500万種とも1,000万種ともいわれる化学物質の力によるものと思います。しかし、その化学物質の無秩序とも思える製造と使用によって、私たち現代人は大切な住まいである地球環境を壊し、宇宙線などの有害光線から守ってくれているオゾン層をも破壊し、様々な化学物質と順応した体になりつつあり、癌や心臓病、脳血管系障害、アトピー性皮膚炎、糖尿病、その他様々な現代病が蔓延するに至りました。

こうした病気の原因の多くが、化学物質の台頭で、自然が育んだ生物を私たちが食べなくなり、人工・養殖化した食品を好んで食べる生活習慣によるものであることは周知の通りです。しかし、一度、その生活を味わってしまうとなかなか変えられないのも事実で、今の現代生活から昔の自然生活、或いは野生動物が行っているような生活などは、私たちには到底出来なくなっています。

それ故、私は野生植物群を少しでも現代人が体内に入れることで、野生動物に近づいた体が作れるのではという考えで、野生植物をマグマ化して、有機毒性を除去した植物マグマを開発して、健康の分野、食の分野、農業、漁業水産業、美容などあらゆる生活環境に少しづつですが利用されております。私の想いは少しでも私の生体にとって異物である化学物質が減容でき、化学物質に頼らない現代生活が出来る一つのモデルとして、今、実践しており、それがある一定の成果を得ています。

そうした時に、金沢医科大学の友杉直久教授が開発した活性化コラーゲン「トリプペチド」に植物マグマを加えて、これまでコラーゲン・トリペプチドで発表されていた友杉先生のデータにどう対応していくかを理論と実践で検証してみました。

先づ、体内の成分は下記に示したような分布です。

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このうち、蛋白質はアミノ酸から構成され、元素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)、イオウ(S)です。アミノ酸には必ずアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)という原子のグループが存在します。

蛋白質は体の20%程度を占めており、その種類は10万種にも及びますが、コラーゲンは蛋白質の3分の1余りを占めています。


=コラーゲンとは何ぞや=

コラーゲンとは、図1に示すように、3本の鎖がコイルのように、3重の螺旋構造で巻いていて、1本1本の鎖には1,000個のアミノ酸がつながっています。

図1 コラーゲン繊維の構造 出典:図解よくわかる生化学
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コラーゲンをわかりやすく言えば、魚のアラや鳥の手羽先などを煮ると塊状の煮凝りが出来ますが、それがコラーゲンです。しかし、そのままでは消化、吸収はよくないので、コラーゲンを加熱、精製したのがゼラチンです。更に、このゲル状のゼラチンを消化吸収しやすいように酵素分解したのがコラーゲン・ペプチドです。そして、このペプチドが更に細かくなったのがアミノ酸なのです。(図2参照)


図2
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コラーゲンの体内分布は皮膚が40%、骨、軟骨が10~20%、血管が7~8%で、その他内臓にも存在しており、細胞同士を結びつけ、支え、外との境界線をつくるなどの役割をしています。ということは細胞間にはコラーゲンが存在し、外から細胞を守り、更に内側からコラーゲンが他の組織を支え、或いは結びつける役割をしているのです。

皮膚では真皮層にコラーゲンが繊維として内臓を守っているのがわかります(図3参照)。又、骨を作るのはカルシウムとリンと思われていますが、実は骨にもコラーゲンが20%程度を占め、骨組みを作る役目と弾力性と骨のしなやかさの基になっています。よく骨の構造に例えられるのが、鉄筋コンクリートの建物で、鉄筋がコラーゲン、コンクリートがカルシウムやリンなどの無機質なのです。そして、骨が新しく入れ替わる仕組みは破骨細胞が古くなった骨を壊し、そこに土台となるコラーゲンなどの蛋白質を作り、新しい骨を骨芽細胞が作ります。しかし、コラーゲンが減少してコラーゲン繊維に弾力がなくなって硬くなってくると、カルシウムやリンなどとの結合性が悪くなり、スカスカの骨、つまり骨粗しょう症になります。丈夫でしなやかな骨を維持するにはカルシウムやリンなどの無機質の供給は勿論ですが、コラーゲンを作り、補給することは更に重要なのです。それ故、カルシウムが最も多いミネラルバランスの植物マグマとコラーゲン・ペプチドとが組み合わさったものを摂取することで、極めて合理的に骨を作る作業ができるというわけです。

図3 皮膚の様式図 出典:藤本 コラーゲン物語
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《コラーゲンの補給》
天然のコラーゲンを食品としてそのまま食べても分子量が大きいため、吸収しずらいことから、長い鎖を切って短い鎖にして分子量を小さくすることで、体内に吸収しやすくしたものがペプチドというもので、様々なアミノ酸がつながってできた分子の系統群です。


化学構造式:ペプチド

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ジペプチド:アミノ酸が2つから成る
トリペプチド:アミノ酸が3つから成る
テトラペプチド:アミノ酸が4つから成る
ペンタペプチド:アミノ酸が5つから成る

図4は魚の天然コラーゲンを活性化コラーゲン・トリペプチドに変えて、生体内に吸収しやすくしたもので、腸管で吸収されると血中の濃度が高まり、全身の組織に分布し、コラーゲン産生細胞を刺激することで、体内でコラーゲンを生産しています。その場合、植物マグマによって自然免疫のバランスがよくなるので、コラーゲンの産生が無駄なく実践されます。特にカルシウムチャンネルへの影響が強いので、心筋の活動にイレギュラーのある場合、骨組織にも被害が生じますが、植物マグマとコラーゲン・トリペプチドの組み合わせは理論上からも実践上からも理想的なものと言えます。

図4 活性化コラーゲン・ペプチドの体内吸収フロー 出典:金沢医科大学
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《まとめ》
コラーゲン・トリペプチドは細胞(以下)の刺激因子
繊維芽細胞
骨芽細胞
軟骨細胞

コラーゲンは食べて補うのではなく

自分の細胞によって作られるもの



FACEBOOKページ 中山栄基
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