■毒物屋から毒消し屋への方向転換で得たもの
現代科学は月や火星に人間や探査機を送れるほど進歩しているにもかかわらず、
癌や脳血管系障害、アトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな現代病を治すことができない
現代医療の驚くべき遅れている実態は何なのだろう。
私は30年間にわたり合成化学物質の人体に及ぼす有害作用の研究を行ってきたが、
私たちはあまりにも化学物質に振り回されてきたのではないだろうか。
化学物質とはこれまでの地球上には全く存在しない物質であり当然のことながら生体の
成分でもない。
そうした物質が生体内に侵入すれば生体の防御機能はこれを異物としてとらえ、
外敵を排除するために強力な酸化力を持つ活性酸素を体内で発生させますが、
化学物質自体は排除されずに自分自身の体の方がその酸化力でダメージを受けてしまいます。
その上、化学物質に有毒作用があれば生体はさらに被害を被ります。つまり化学物質は
すべて生体にとって異物であるということです。
現代社会はこれまでこのような危険な化学物質に頼り、文明社会を築き、あろうことか
病気を治すための薬品までもが化学物質で出来ているという現代医療では現代病は増える
ことがあっても減少することは考えられません。右肩上がりで病気が増えつづける現状を
みればこれが異常であることは誰もが理解できる明らかなことです。
でも、多くの現代人はその事実がおかしいといいません。
WHO(世界保健機構)も世界各国の医療関係者も化学物質崇拝主義に徹底しています。
私は化学物質の有毒作用を研究するのも大切かも知れませんが、もっと必要なことは
化学物質をできるだけ使わないような世界をつくること。つまり、生体にとって異物で
ある化学物質をできるだけ生体内に入れさせないような生活をすれば少なくとも現代病の
ある化学物質をできるだけ生体内に入れさせないような生活をすれば少なくとも現代病の
最大の要因を取り除けるので病気にかかるリスクを1つ取り除くことになります。
それには化学物質の安全な代替物質が必要となります。これが第1の実践課題です。
しかし、今の現実的な現代生活で化学物質を体内に取り入れないことなど到底不可能です。
空気や飲料水にも多種類の化学物質が混入していますし、食品や化粧品などにはまさに
化学物質だらけと言えましょう。ということは化学物質を除外した生活を目指すのは理想にしか
すぎないということになります。
それならば第2の実践課題として、いかに化学物質の有毒作用を抑えるか、化学物質に負けない体作りを行うかが先決だと思います。つまり、毒消し、毒出し、免疫機能の強大化を計ることこそ現代人の健康ライフにつながることと考えますが、これができていないの
が現実です。
何故できていないかといえば、化学物質の毒消し、毒出しをすることが出来る安全無毒の
ものがないこと、さらに、真の免疫力を強力にアップさせる無毒のものが存在しない
からです。
私は化学物質に負けない体作りのできる物質の開発には絶対にゆるぎのない理論立てが
必要と痛感いたしました。そこで、毒物屋としての私の出た現代病の結論は合成社会から
生じたひずみですから、その反対の自然界の野生を最大限利用することであると理論上
到達しました。
…つづく
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中山栄基
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