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Channel: 『植物マグマ』中山栄基 Official Blog
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【中山栄基の解説】病気知らずの健康生活を送る方法あれこれ(その2)

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健康な人の血液・生化学検査データはそのほとんどが正常値を示しているはずである。特に体を防衛する役目を持つ、白血球数は概ね一定した数値を示すと共に、リンパ球、好中球、単球は理想値(生後1~2年の時の数値:50%、40%、10%)に近い数値を示していると考えます。それ故、多項目の血液・生化学検査を定期的に行うことで、自分の健康度をしっかり把握することが、健康生活の基本の第一といえましょう。

血液は体のほとんど全ての部分を駆け巡っていますから、血液から得られる情報は体の良し悪しをかなり正確に表しているとみてよいかと思います。そのうちでも白血球数とその分類は体の防御機能が仕事ですから、このデータこそ最も自分の健康のバロメータをみる上で、重要な検査ではないかといえましょう。つまり、体を守る力が落ちていれば、病気になることに繋がっていますので、免役力がどのくらいの期間、どの程度落ちていたかによって、病気への進行度を判断できるわけです。

一般的な検査項目は表1に示した通りですが、季節ごとに1回、つまり年4回位は検査して、自分のデータを把握し、自分の体は自分で守る努力は絶対にするべきと思います。

人間である以上、一番大切なものは生命です。その生命を守るためには、健康に関する【知識】は必要不可欠です。体のことを他人任せにしないで、自分自身を知ることと、そのための【努力】が必要です。しかし、【知識】だけでは体を守り切れません。その知識を活かすには【知恵】が必要です。工夫しなければ【知識】の持ち腐れになります。

一例として、例えデータが正常といわれる範囲にある場合でも、自分のこれまでの数値からかなり逸脱していれば、おかしいと考えるべきです。表2に白血球数とその分類をみると正常値が非常に幅広く示されていますが、ほぼ一定化しているのが普通で、白血球数が4,000になったり、9,000になったり、変化するのは正常範囲といえども、おかしいと考えます。又、リンパ球も45%から26%になったりすれば、これはおかしいと考えるべきです。

表1:血液・生化学検査項目
<血液検査>
白血球数
赤血球数
血色素量
血球容積
MCV
MCH
MCHC
血小板数
血液像
 好中球(Neutro)
     Stub
     Seb
 リンパ球(Lympo)
 単球(Mono)
 好塩基球(Baso)
 好酸球(Eosino)
 
<生化学検査>
総蛋白
アルブミン
A/G
総ビリルビン
GOT/AST
GPT/ALT
ALP
LDH
γ-GTP
コリンエステラーゼ
LAP
CPK
アミラーゼ
総コレステロール
HDLコレステロール
LDLコレステロール
中性脂肪
尿酸
尿素窒素
クレアチニン
eGFR(糸球体濾過率)
Na
Cl
K
Ca
IP
Fe
血糖
HbA1c
CRP
RF定性
BNP

<尿検査>
蛋白
ウロビリノーケン
ビリンビン
比重
PH(反応)
ケトン体
替血反応
比重


表2.白血球数とその分類の正常値
====================
白血球数男性3,600~9,000
女性3,000~7,800
====================
血液像好中球 40~69%(成人)
リンパ球26~46%( 〃 )
単球3~9%(〃 )
====================
引用先: www.dou-kouseirer.com


FACEBOOKページ 中山栄基
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