9月16日、横浜市都筑区の太陽食品さんで勉強会をさせていただきました。そのおり、鶴田重嘉社長さんから、日本経済新聞(2018年9月16日)の記事「飼育ゴリラ、免役力弱く」中部大学の牛田一成教授を中心とするチームが腸内細菌を野生と比較!!をみせていただきました。
動物園で飼われているゴリラと野生のゴリラの腸内細菌を比べて、病原菌に対する抵抗力に違いがあることが発表されていました。記事の内容は写真1の如くで、野生のゴリラのもつ乳酸菌を飼育しているゴリラに投与し、野生の免疫力を復活させ、飼育ゴリラを野生に抵抗なく戻すための一つのステップだそうです。
これに成功すれば、画期的な手法といわれています。動物園のゴリラは、まさに人工・養殖化状態で飼育されているのですから、当然のことと考えますが、腸内細菌で野生と人工状態を比較することに興味がありますね。しかし、長い期間、人間が飼育してきた動物に野生を短期間投与しても、野生の中で生活するにはかなり厳しいのではないでしょうか。私たちも同様で、人工化した人間が大自然の中でどれだけ順応して生活できるかといえば、ほとんど無理ではないでしょうか。しかし、私たちも野生のゴリラがもつような乳酸菌に匹敵するようなものが手に入れば、少なくとも体内環境だけは野生が少しづつ甦るのでないでしょうか。
この記事を見た時、私は野生のゴリラの乳酸菌に匹敵するのが、野生植物マグマだなあと考えました。野生のゴリラを手に入れるのは大変ですが、野生植物を食べることは、それほど難しいことではありません。私たち、文明生活にどっぷり浸ってしまった人間にとって、野生の中で生活することは、かなりハードルが高く、現実的ではありませんが、野生を食べることは努力すればできると思います。これを習慣づければ、私たち、文明生活をしている者でも、癌をはじめとする現代病から逃れられる体作りが出来る可能性が高いということになります。先住民族の方々には現代病がほとんど起こっていないのですから、この記事から、私たちも体内だけでも野生動物に近づけることができれば、現代病が克服できるということになります。
9月23日は東京の水道橋で細野純弘先生主催の勉強会、24日は博多でオリーゼ本舗主催、30日は大阪で日本リバイブ主催の勉強会があります。皆様と顔を合わせ、話し合っていると、思いがけないアイデアが口をついて出て来ることがあるので、勉強会は楽しいですね。野生の息吹を入れていくと、本当に体はそれに答えてくれます。免疫力をみる指標として白血球数とそのリンパ球、好中球、単球、好酸球、好塩基球のバランス、そして、腸内細菌のバランス、つまり、乳酸菌だけが大事ではなく、ビフィズス菌、大腸菌、その他の腸内細菌のバランスで、私たちの体の免疫力は成り立っていることを知っていただきたいと思います。
日本経済新聞(2018年9月16日)
「飼育ゴリラ、免役力弱く」中部大学の牛田一成教授を中心とするチームが腸内細菌を野生と比較!!
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