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Channel: 『植物マグマ』中山栄基 Official Blog
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佐賀県基山町での鶴岡義祐さん主催の勉強会で、「植物マグマに含有している元素の中に塩素がはいっている旨の記載がありましたが、健康上、問題はないのですか?」との質問を受けました。

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佐賀県基山町での鶴岡義祐さん主催の勉強会で、「植物マグマに含有している元素の中に塩素がはいっている旨の記載がありましたが、健康上、問題はないのですか?」との質問を受けました。勿論、「全く問題はありません」、それどころか、塩素は生体にとって、とりわけ必須のミネラルですから、これを取り入れなかったら生命活動は出来なくなります。


質問:「植物マグマに含有している元素に塩素がはいっていますが、健康上、問題ないですか?」という質問は植物マグマに関する中で一番多い質問です。誰しもが、水道水やプールの殺菌剤などに使われている化学物質の塩素を想定して、怖い毒物が入っていると思って、質問していると思います。それは無理のない話ですが、化学物質としての塩素や、次亜塩素酸などもそうで、動植物に含有しているものとは似て非なるものですね。

植物マグマは様々な野生植物を高熱で処理し、マグマ化することで、有機成分を構成する水素と窒素を完全に除去することで、無機元素化合物となり、限りなく生体への有害作用がなくなります。しかし、植物や動物には地球上の元素のほとんどを含有しておりますので、塩素も当然のことながら植物も人間にも多く分布しています。特に、細胞外液にはナトリウムと共に塩素は大変多く含有し、生命活動に重要な働きをしています。ミネラルは無機質とも呼ばれますが、生体内で作ることができませんので、外部より補給する以外にありません。特に、水溶性植物マグマのミネラルバランスをみていただくとわかりますが、ナトリウムと塩素、そしてカリウムがほぼ拮抗して含有していますので、体液と同様であることから生体には負担をかけません。

図1は水溶性植物マグマと体液との分布の比率を比較して示したものですが、ほぼ同じようなバランスになっていますので、生物を食べて、それが私たちの体液を作る源になっていて、生命活動に重要な働きをするミネラルの補給がなされているのが理解されるはずです。

図2は人体の細胞内液と外液の元素バランスを示したものですが、カルシウムやマグネシウムは体液に非常に近いミネラルバランスにあるのです。植物マグマにおけるカルシウムとマグネシウムが少ないので、生体に負担をかけないのです。

こんな大事な働きをする塩素を記載しない健康食品がほとんどです。私が開発した植物マグマはそれを強調しますので、消費者はびっくりするのだと思いますが、記載するのが当然であると私は考えます。

ここで非常に大切なのは、現代人はミネラルの量が不足しているとよく言われますが、本当にそうなのでしょうか。日本は第二次大戦の敗戦で、食糧不足に悩まされ、国を挙げて化学肥料を使った農業を奨励し、危機を乗り越えました。しかし、化学肥料を使用する習慣はどんどんエスカレートして、今では、我が国の90%以上の作物が化学肥料で作られています。所謂、窒素、リン酸、カリウムなどがその主役です。植物は根を一生懸命張って自分の体に必要な栄養源を大地から吸収するのですが、大地に化学肥料という栄養源をまいたら、作物はあまり根を張らなくても栄養源がそばにあるので、それを安易に吸収してしまいます。ということは化学肥料としてのリン、カリウム、マグネシウムなどを摂取している作物がミネラル不足だとは私は思えません。化学肥料ミネラルの過多状態、つまり、ミネラルバランスの変化を生じているのだけのことと思うのですが、この考えは間違っているでしょうか。私が作った図3をみていただければ、一目瞭然で、野生植物と現在の栽培作物のミネラルバランスの違いがはっきりとわかるものと思います。近年、腎臓病の患者さんが急増し、透析者が右肩上がりで増えているのは、腎臓にカリウム、リンの排泄があまりにも多いため、大交通渋滞に陥り、スムーズな排泄が出来ないことが、その原因だと考えたら、これは憂がった考えでしょうか。私には体に良くないミネラルバランスの食品や飲料物を毎日摂取して、体のミネラルバランスを人工化バランスにしているだけのことではないでしょうか。

実は数日前、ある薬剤師さんの「薬を減らす健康講座」というものに参加していただけないでしょうかとの誘いを受けまして、その方の話を聞きました。そうしたら、現代人は今、ミネラル不足に陥っています。ミネラルは体内で作ることが出来ませんから、食品はとるしかありません。しかし、今の食品は決定的にミネラルが不足状態ですから、次のようなミネラル食品がいいと考えられます。それは、アメリカ・ユタ州にある「古代植物堆積層」を原料とした植物由来の水溶性ミネラルで素晴らしいものです。これを摂取することで、薬の使用量がものすごく減っているとのことでした。私も興味をもって、その水溶性の液体の元素の分布をみたら、炭水化物、蛋白質、脂肪がゼロでミネラルだけでした。おおよそミネラルの分量が1%あまりの液と思われるのですが、マグネシウムが圧倒的に多く、半分位を占め、次いで、ナトリウム、カルシウムが10%以下で続いていました。カリウムは極めて少なく、植物由来というにはあまりにもミネラルバランスが異なり、にがりに似ているように思われました。ネットにも出ていて、ズラッと幾つもの商品が出ていました。

このように体液のミネラルバランスとかけ離れたミネラルをほんの少量摂取するのならまだしも、常用したら、体は大変負担がかかるのではないかと思われました。それは外国の硬度の高い水の場合にもそうで、カルシウム、マグネシウムなどの含有量が桁外れに高いので、飲んだら非常に体に負担のかかる水と言えますので、十分な注意が必要と思います。

人それぞれ考え方が違うので、軽々には良否を判断することは出来ませんが、私は自然界のバランスと自分の体のバランスを考えて、体内に入れるものは含有元素の分布をみて、選択しています。勿論、自分が開発した野生植物マグマも、何故、この元素バランスが必要なのかを説明して使っていただく人の判断資料にして提出しております。

図3は、水溶性植物マグマ末の主要な元素バランスを示したものですが、ピーク高をみても、又、質量パーセントをみても、酸素と炭素を除くと、残っているのはミネラルだけとなり、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ホウ素(B)、イオウ(S)の順となって、まさに野生植物由来のミネラルバランスを示しています。巷にはテレビで宣伝しているので、大丈夫と思ってはいませんが、ミネラル飲料だから、すべて体に良いと思ったら、とんでもないことで、体液に適応したものを選ぶ知識を持っていただければと思います。

久し振りに他人の講演会を聞かせていただき、他人のフリをみて、我が身を正さなければと、大変勉強になりました。


図1 水溶性植物ミネラルと体液中の主な元素の比率
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図2 人体の水分分布と主要イオン
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図3 水溶性植物マグマ末の主要な元素バランス - EDS分析結果(1)
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FACEBOOKページ 中山栄基
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