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Channel: 『植物マグマ』中山栄基 Official Blog
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【中山栄基の解説】来日中のカリフォルニア大学・UCLAの菅原正博終身名誉教授と対談した内容の一部を紹介します

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病気治療中の方が最も陥りやすい反応はその病気に特定する検査データに一喜一憂されてしまうことです。その結果、良いデータを得るために強い薬剤等の無理な治療などを忠実に受けているケースが多いのです。

今の現代医療の多くが疾病に関する検査項目のデータを良くするための治療を最優先に考え、無理な投薬をすることから、確かにその疾病に関する検査データは良くなったのに、体は一向に改善の実感が生じない。むしろ、様々な病状が出現していると感じるケースが実に多い。

例えば、糖尿病のための薬はもらっているのに、何年飲んでも糖尿病は治らず、医者は薬を止めないようにと言います。薬を中断すると確かに血糖値がまた上昇するので、薬を止められないのです。薬を摂取していれば、血糖値は確かにあまり高い数値にはならないのですが、それでも、正常値になりません。いつも、データを気にして生活しているのです。

コレステロール値も現在220を超えると薬を飲みますかと言われ、飲みだすと、確かに数値は、220以下を維持しますが、薬は止めないで下さいと言われます。血圧も今では135を超えたら、高血圧だといわれ、薬を出しましょうかと言われます。尿酸値も同じです。

今や、血液・生化学検査で1項目でも基準値の範囲を超えていると投薬の対象とするような医療方針ですから、患者側も兎も角、基準値内に入っていれば一安心と思って、一生懸命、薬を摂取します。しかし、元々、病気を根本的に改善するための薬など、ほとんどといっていいほどありませんから、次第に薬害による問題点が生じて来るのは当然です。

現代病のほとんどは現代生活が原因で生じているわけですから、生活習慣を改めない限り改善は望めません。そこに化学薬剤を投入するわけですから、症状は薬剤が効いている間は数値は安定はしています。しかし、薬の効果がなくなると、又、数値が変化していきますから、患者は薬を止められずに長期間摂取し続けざるを得なくなります。そうすると多くの場合、化学薬剤漬けによる副作用がはっきりと目にみえるような形でクローズアップされてきます。

特に、激しい痛みや痒み、炎症、こわばり、腫瘍などの場合は抗がん剤や免疫抑制、抗生物質、ステロイド剤、鎮痛剤、放射線などの強い副作用の生じる薬剤等の摂取や治療を強いられますので、患者はその疾病に対する症状は一時的に治まっても、多くが、又、出現します。それ故、また同じ繰り返しの投与を余儀なくされ、長期間に及んで摂取することで、明確に副作用が生じます。

菅原先生は74歳ながら現役の医師活動を続けながら、バセドー病の研究に取り組んでこられ、植物マグマを使用して、その結果に驚愕され、臨床データをとりながら、実験を重ねてこられてきました。その中で、バセドー病の治療薬は極めて有害性が強いことから、患者に罪悪感をもって摂取していた状況の時に植物マグマに出会いました。

菅原先生との会談の中で、コレステロールを下げる薬、ステロイド剤などは副作用が酷い。又、アメリカでは鎮痛剤オピオイドは患者が医師から処方してもらい、それを売っている人もかなりいるといいます。今、それが、問題になっています。自分の患者にもそのような人がいましたから、その根が深いことがよくわかります。日本もいずれ、そうした時代になる可能性が高いのではないでしょうか。

癌のマーカーや間質性肺炎のマーカーであるKL-6、糖尿病の血糖値、HbA1c、中性脂肪(TG)などは数値が低い程良いとされますので、皆さんはこれらの検査データが低いことは、即ち、病気の改善がみられると考えるでしょうが、抗がん剤や放射線で癌マーカーをいくら低下させても、肝腎要の免疫力が叩かれ、下落してしまっては、長い目でみて体を外敵から防御することは、できなくなってしまいます。短期間、生き延びればいいのだと言うのであれば、別ですけど、病気を克服し、人生を全うしたいと思っている人に対して、免役力を下げ続ける治療は自分の意図する考えとは全く正反対になります。こうした薬剤を投与すればするほど免疫力は下がり続けますので、薬剤を止めたら、癌マーカーなどはすぐ上昇してしまうケースが多いので、徹底的に抗がん剤の摂取が必要となります。つまり、毒をもって毒を征する方法しか今の癌治療にはないのです。

間質性肺炎も菅原先生から言わせれば、治療薬はないそうです。日本ではブレドニンの投与をしていますが、治す為の手法とは思えません。こうした状況において、病気を治す武器を持っていない人達に対し、病気に特有な検査データに一喜一憂するなというのが土台無理なのもわかります。しかし、病気になった時こそ冷静になって、よく考えてください。長い時間がかかって体が壊されて生じた慢性疾患を合成化学物質の薬剤を摂取するだけで治すことができるか否かをよく考えてみてください。私は長い時間がかかっても自分の体を防衛してくれる免役力を少しづつでもアップさせることが出来れば、病気は少しづつでも改善していけると思います。何故ならば、多くの疾病が免役力の低下によるものだからです。癌でも糖尿病でも、甲状腺機能障害でも、間質性肺炎でも自己免疫疾患でも、野生のエネルギーとバランスをもった野生動物に少しでも近づく免役力を備えることができれば、改善の方向へと歩み始めると思います。野生を少しでも食べることから始める生活習慣の変化が、皆さまから、焦り、焦燥感を払拭させることができれば、病気を長い目でみて「自分で治す」方法を身につけることができるでしょう。

菅原先生は、データに一喜一憂するな、焦るな、長い時間をかけなければ、病気は治せない、そのことを植物マグマで教えられたとおっしゃっていきました。野生の凄さを今回、最強の生体酸化物質の解毒実験の成功で再認識させられたし、これで人類にとって類のない論文が書けると喜んで帰国されました。

又、血糖値、コレステロール値、尿酸値、甲状腺ホルモン値などは異常に低い値も別の病気を引き起こしますので、異常値をただ下げればいいかと言えば、人間は適量必要とされるもので成り立っていますので、健康体とはこうしたすべての生体内物質がバランスをとって生命活動をしているのです。それを人間の浅知恵が合成化学物質でコントロールするなどおこがましいとは思いませんか。

FACEBOOKページ 中山栄基
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