先づ、解説記事『正露丸の主成分は解毒剤すら存在しない劇薬!薬剤師いわく「百害あって一利なし』を一読してください。
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正露丸の成分は次のようにされています。
これまで、正露丸の効能と有害性について、さまざまな報告がなされていますが、すべてが木クレオソートが原因とされています。私は効能ウンヌンよりも有害作用が強いか弱いかを先づ、判断作用にします。特に、正露丸の場合、下痢止めを主たる効能にしているのですから、有毒作用が高かったら使うことがおかしいです。切羽詰まった重篤な症状ならば別ですが、下痢を副作用の強い薬で止める必要などはないのではと思います。この木クレオソートなるものですが、ブナやマツなどの原木を乾留して得られる木タールを精製したものですが、過去に石炭などから得られるタールと間違えられたことがあります。それでは木タールを精製した、この木クレオソートが安全かといえば、次に示す内容成分から、とても、安全であるとは言えません。
木クレオソートの成分
フェノール 14.5%
クレゾール 16.8%
グアヤコール 23.8%
クレオソール 19.1%
エチルグアヤコール 6.5%
正露丸には劇薬とされるクレゾールを含んでいることからも、口の中に入れてよいのかと一般的には思う人が多いのではないでしょうか。又、フェノールも成人の経口推定致死量は2~3gとされるほど毒性は強いです。それ故、正露丸を240粒程度を飲んで自殺を図る事例があるように、薬自体が自殺に用いられるのは、それだけ、大量摂取は危険な物質と言えましょう。更に正露丸を皮膚につけないようにと注意事項に示されています。皮膚への接触行為はしないようにとするのはフェノールに強い皮膚刺激作用や腐食性作用があり、白なまずと呼ばれる色素脱失が生じるからです。それ故、正露丸が皮膚に付いたら直ぐに洗浄してくださいとされるのはそのためと思われます。
正露丸は100年以上、下痢止めとして国民的な薬剤として知られていますが、逆に言えば、これほど有害作用の強いものでも薬になる国とも言えます。私も子どもの頃、何回か摂取したことがありますが、タールが薬になっていのは日本位ではないでしょうか。石炭のタールではないから安全だとは、とんでもないことです。生物でも燃焼し、乾留したものには有害性のある有機物が沢山存在しますので、経口摂取は避けることが賢明だと思います。
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